ライブの魅力/銀座
トーゴー:K's Galleryで開催の「今井忍展」を鑑賞しましょう。
ハロルド:「記憶の断片」かぁ。激しい抽象表現やね。
トーゴー:さすがに原画は質感がゴリゴリで、現代的表現の中にもどこか、原始的な迫力を感じるね。
ハロルド:生でしか、伝わらへんな。皆さんも是非、お時間があれば生の作品に触れるように。
ライブでしか良さが伝わらない作家がたくさんいるので・・・。
トーゴー:それは言える。氏の作品群なんかはまさにその一例。
ハロルド:っていうか、いかなる作家もやっぱり生で観て、その作品が持つスピリチュアルな感性を触れてみるのが、真の美術鑑賞の醍醐味やしな。
トーゴー:やっぱり、生の迫力は違う!!
では、なびす画廊で開催の「友枝憲太郎展」。
ハロルド:「S - J -1」2006やって。これは、シメジかな?
トーゴー:おそらくね。「S - J 」だし。この作家は2004年のVOCAで観た事あるな。
ハロルド:VOCAって何や?
トーゴー:新しい平面表現を試みる作家を中心とした現代美術の展覧会だよ。
毎年、上野の森美術館で開催していて若手の登竜門的な存在になっている。
VOCA展から羽ばたいた現在活躍中の有名作家も多いよ。
ハロルド:なるほど。それはそうと「S - J -1」は板を一種のパズルの様に組み合わせて、氏独特のユニークな表現を試みてるな。おもしろい!
トーゴー:ポップな表現もこの画廊に調和しているね。
ハロルド:そう!そういった空間も足を使って鑑賞しなければ伝わらへんねんな〜。
トーゴー:次はギャラリー21+葉で開催の「石原裕実展」を覗いてみましょう。
(幸運にも作家の石原氏に会場でお会いする機会に恵まれた。)
ハロルド:この空間も一種のインスタレーション的、異空間になってるな。
この感覚も、実際にギャラリーに足を運ばないとわからへんね。
トーゴー:「コラール」はどう? 俺は「ソナチネ」あたりでピアノ断念したけど・・・。
ハロルド:お前のピアノ経験はどうでもええねん。
「コラール」って賛美歌の事らしいで。
心地よい中にもどこか不安な部分がシミのようにあり、自身はどこか一歩引いた視点が常にあって、そのような心象風景を表現したらしいわ。
トーゴー:「午後3時の思想」も、吸い込まれそうになる秀作だね。
ハロルド:作家によると午後2時から3時にかけての時刻がどこか誘発的で、いつの時間か定かではない記憶のイメージがあるらしいで。
トーゴー:俺は午後3時から4時にかけてだなぁ。
ハロルド:だから、お前の話はどうでもいいねん!
トーゴー:ゴメン、ゴメン。でも、確かにそういった感覚って俺にもあるなぁと思って・・・。
無垢な若い作家ならではの清浄な表現。これからの活躍に期待だね。
ハロルド:氏の作品群には心が洗われた。俺ら汚れてるしな。
ほんま、癒される空間やったわ〜。
To be continued.

