アートと社会性/財津昌樹/銀座
トーゴー:この展覧会は注目していたのだが、ハロルドさんはどうかな?
アートスペースGINNZA5での「財津昌樹 環境メッセージ展」
ハロルド:確かに、我々、アートスライダーズの目標も、
混迷する現代社会の中で、物質的な豊かさを求め続ける愚かさに対して、
文化的、精神的豊かさを求めて行こうと、結成されたユニットやからな・・・。
別に今さら、新しい考え方ではないけど「エコ&ロハス」、
ひいては「ラブ&ピース」を、提唱していこうというのが我々の活動目的な訳やし。
基本的に美術・芸術家って、エコな活動やもんな。創造力が仕事やし・・・。
トーゴー:本来なら、芸術家が社会に問うべき問題だと思うが・・・。
ハロルド:財津氏はコミュニケーションデザイナーという立場から、
環境問題に対してメッセージをおくっている。
トーゴー:美術・芸術家も閉鎖的にならずに、
世界各国で起こっている社会の動きに対して、自分の考えを
社会に問うていくっていう姿勢が必要だと思うけどなぁ。
ハロルド:いや、アーティストは変に、思想性を絡めたら、
アートじゃなくなってしまうんじゃないか?。
周りが、勝手に解釈してくれよ、ってスタンスが本来、アーティストのあり方やし、
声高に「環境問題に関心があります!」と言って発表すると、
「売名行為じゃないか?」というような反論の対象にもなりかねない・・・。
自分で言うなよ! みたいな・・・。表現で示せ!って事にも、なってくる。
トーゴー:氏のような、コミュニケーションデザイナーという立場でも、
少なからず反論はあるでしょうけど、ストレートに伝わりやすいという、
デザイナーとしての武器を活かして、長年、活動を、し続けている。
近年は環境問題だけじゃなく、社会問題にまで言及している。
ハロルド:まぁ、本当は当たり前の事なんやけどな。一人一人が自覚を持つ事は。
でも、この話をしだしたら、絶望的になりかねない。
親や、教師のあり方から、それこそ
国家レベルで、政治家や企業が取り組まないといけない問題にまで発展するので、難しい。
もちろん、我々一人一人が関心を持って生活する事が大前提やけど。
トーゴー:俺は、財津氏の本も読んだのだけど、
(わかりやすいコピーと、ユーモアなデザインで
大人も子供も楽しめるビジュアル感覚の本)
当たり前の事とは、思いながらも、やはり我々は認識が薄いと痛感したよ。
これは、親が子供に読んで、観て、聞かす「一家に一冊」の内容の良書だと思う。
読んで聞かす親も、身が引き締まる思いになるだろうしね。
氏の場合、デザイン的に「地球はともだち」というコピーで展開しているけど、
アーティストなら「我々は地球に生かされている」として捉え、
より深く表現に挑む事が可能なんじゃないかな?
ハロルド:確かに、この本は良書なんだけど、俺に言わせるなら、
「投げっぱなしのジャーマン・スープレックスは、決めたものの、
スリーカウントが取れてないよ!」って、感じがしたわ。
トーゴー:でも逆に、ジャーマン級の大技を繰り出してるって、認めてる訳だろ。
ハロルド:でも、スリーカウントが取れてない・・・。
トーゴー:ジャーマン・スープレックス・ホールドまでには至って無いと・・・。
しかし、社会に問題提起しているという点は評価したい。
このような活動は、それこそ新しく出来る国立新美術館やなんかで、
政府やNPOが主催という形をとり、
影響力のある芸術家が一同に発表するという形式に発展しなければいけないと思う。
優れた芸術家なら、誰しも、この混迷した日本社会を憂いているはず!
文化力・創造力、いわゆる優れた芸術作品は、
政治などでは解決しない大きな力を、発揮できるはずだ。
例えば、ピカソの「ゲルニカ」や、ジョン・レノンの「イマジン」が放つパワー。
その、併設でコミュニケーションデザイナーという立場から財津氏も発表する。
そうやって、影響力を増さないといけない。大きなものにしないといけない。
そうすれば徐々に、氏が言う、行動に移すグリーンコンシューマー(環境意識の高い市民)
が増えるんじゃないかな?
ハロルド:とりあえず、ミスチルが歌ってくれへんかな?
トーゴー:財津氏の本では、国家や企業の営利主義的な暴走で、
「環境破壊」が進んでいるとわかりやすく、告発している。
もちろん、バカにされてる国民も悪いのだけど・・・。
どうにか、一人一人が自覚し、
自分に出来る事を考え、実行に移す、意識レベルの高い国民にならないものか?
トヨタなんかは、あれだけ廃車を乱発し、環境破壊しているのに
のうのうと「エコです」とか言ってる。無茶苦茶、儲けているのだから、
メセナ活動で文化的に、このような活動を率先してやる義務があるはずだと思うけど。
(一応、豊田市美術館という、
とても素晴らしい美術館が、存在するのだが・・・。アクセスが悪い!)
というか、その前に、自前で廃車をどうにかする事の方が、先かな?
どの企業にも言える事は、売りっぱなしになった廃棄物を、
自前で回収し、廃棄処理するよう企業努力をして下さい。
それから、ようやく植林活動や、メセナ活動。
簡単に「エコです」って言わないで欲しい。
「地球にやさしい」は今や、流行の売り文句で、
キャッチコピーとして当たり前に使われてるけどね。
安易なイメージUPの為に・・・。
ハロルド:トヨタはレクサスが国内で売れ行き伸び悩んでるしなぁ〜。
トーゴー:そんな事、知るか! 海外では売れてるんだろ!
世界的黒字優良企業で、
しかも、中国においても、シェア拡大を狙ってるみたいだし。
中国人がみんな車持つようになると、地球が悲鳴をあげるよ。
だいたい、ブランド戦略か何か知らないけれど、
トヨタって名前を隠してまで、レクサスって言い張り、日本で販売すること自体、
欧米かぶれして、俺は何か抵抗感あるな。俺だけかな?
ハロルド:まぁ、まぁ、いいやん。
この話をしだすと、結局、何も喋れなくなるよ。究極、俺もお前も、偽善者になる。
コンビニの袋どうしてる? 自販機でペットボトル買うやろ?
自家用車だって乗って、排気ガスまき散らしてる訳やし。
トーゴー:確かに。しかし、一人一人の意識レベルの問題として、
誰もアクションを起こさないのなら、この様な内容の美術展の企画、
我々、アートスライダーズが、キュレーションするしかないのかもね?
より多くの人々に、わかりやすい構成で、工夫を凝らしてね。
ハロルド:まずは、ディファ有明あたりで?
トーゴー:何でだよ! プロレスリング・ノアから、はなれろ!
東京都美術館・・・。いや、今だったら、国立新美術館だな。
もちろん、集客や企画に困ってる美術館などで、我々の力を必要とされるなら、
どこの美術館でも、お役に立ちたいと考えておりますが・・・。
ハロルド:考えに共鳴して頂ける美術館関係者、
ご理解のある企業スポンサーの皆様、ご連絡、お待ちしております。


コメント (3)
この絵たちは結構理解できるかもしれないです。
そして今年は本格的なご活躍、こころから期待しております。
また気まぐれで拝見させていただきますm(__)m
美術指南お願いいたします。
投稿者: 匿名希望M | 2007年01月01日 00:20
日時: 2007年01月01日 00:20
明けましておめでとうございます!
今年は、我々にとって飛躍の年になりそうです。
期待して、見守って下さいね。
匿名希望Mさんも、是非、
自分好みのアートを見つけて下さい。
よろしく!
投稿者: トーゴー | 2007年01月01日 17:48
日時: 2007年01月01日 17:48
暴はこの
投稿者: うつ押 | 2008年07月12日 01:08
日時: 2008年07月12日 01:08