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2007年03月21日

六本木・国立新美術館へ/必読!これってカム・アウト!?

トーゴー:遅ればせながら、国立新美術館ですね。

ハロルド:六本木は熱いな。もうすぐ東京ミッドタウンも出来て、
サントリー美術館もオープンする。六本木ヒルズの森美術館とで、
六本木アートトライアングルが形成される・・・。

トーゴー:六本木ヒルズがそびえ立つようになってから、
六本木は、新しい美術・文化の中心地として、定着しつつあるね。
昔は、ただ遊び人の街のイメージが強く、不良外人も多くいて、
危険なイメージがあったけど、アートの発信源的な街に変貌するとはねぇ・・・。

ハロルド:いいことやん。仕掛けてるね、この街は・・・。
アートで町おこしを・・・。

トーゴー:日展をはじめとし、多くの公募団体も、
今年から六本木・国立新美術館で開催される。確かに、この美術館は
波打つ巨大なガラス壁を特徴とする、新しさも感じられるし、
延床面積は45000平方メートルで日本最大規模。
たしか、木場の東京都現代美術館も公募展使用の噂があったけど、
アクセス悪いからか話が無くなった・・・。あそこも広いぞ。
今まではあそこが日本最大規模って言ってなかったか?

ハロルド:国立新美術館は、いわゆる収蔵品を収集する美術館でなく、
公募展や、企画展のための美術館やねんな。その方がええわ。
しょーもない作品を勝手に高金額で収蔵されても困るしな。
木場のナントカ美術館みたいに・・・。

トーゴー:森美も最初、企画展オンリーって言っていたけど、
最近は、現代アートの収集に乗り出したらしいよ。

ハロルド:あそこは、民間やから別にいいやん。
六本木で近日公開のサントリー美術館も、館蔵品を中心に、
基本理念「生活の中の美」をテーマとした企画展を展開する予定らしいし・・・。

トーゴー:国立新美術館は、公募展の作品搬入などにおいても
機能的に計画され、展示ブロックも細かく間仕切り可能。
ここまで、機能的な美術施設は世界にも類を見ないし存在しない。
これは、俺が思うに日本は公募団体展というサロンが活発で、
会場芸術主義での大作の発表が他の国とは違い、特殊で
独特の雰囲気と伝統をあわせ持っているからだと推測するのだが・・・。
それを考慮した設計デザインは、大変な文化貢献だね。

ハロルド:まぁ、その巨大展示機械・美術館が、
波打つ透明なファザード・アトリウムのデザインで、
新しい憩いのスポットにも、なりそうやん。
今、都知事選で話題の黒川紀章氏設計の「知と感性の交流空間」として、共生としても。
レストランやカフェもお洒落やし・・・。

トーゴー:まぁね。公募展団体は、上野の都美術館との、2会場時代に突入。
やっぱり、どの団体も新しい、この会場で開催したい思いがあるだろうねぇ。
実際、申請もしているのだけど、実績のある有力公募団体も何故か抽選で落ちたり、
よくわからないグループ団体(怪しい・失礼!!)や美大展が使用できたりと、
結構、審査は曖昧!!
美術関係者なら、わかる事なんだけど・・・。何なんだ審査基準は!!
誰が審査したの?代表者出てこい!!って、まぁ、いいか・・・。
純粋な美術・芸術家達には全然、何の罪も無い・・・。
2会場時代は、都美も危ないという事なので、審査基準問題には業界裏表のわかる人を!!
ともかく、公募展ファンは、これから上野と六本木を行き来する事になるね・・・。

ハロルド:それも、別にいいやん。世の中の流れやろ・・・。
ライフスタイルを創造・刺激するのも、狙いなんや! ここは・・・。
それに、見てみ! なんか、上野より客層が若くないか?

トーゴー:まぁ、今回は「20世紀美術探検」を鑑賞しに来た訳だけど・・・。
はっきりいって、難解な展覧会だね。

ハロルド:それにしても、会場広いな〜。天井も高いなぁ〜。
当たり前だけど、壁も綺麗やなぁ〜。企画展は問題ないだろうけど、
公募団体が使用するようになっても、この壁は、綺麗なままなんやろか?
都美の壁は、日本の公募団体展にとって、ある意味、機能的やぞ!絵を飾り付けする際の、
壁掛けのための穴が・・・。残念ながら壁全体は汚れて来てしまってるけど・・・。
ここは、この綺麗な白壁維持に一回、一回メンテナンスするのかなぁ?公募展の為にも?
言っとくけど、新会場に移ったからと言って、
公募展の入場料値上げは断じて許されへんからな!!

トーゴー:逆に、値下げだね!で、その分企画展を少しだけアップする・・・。
そして、その売り上げを公募団体に何らかの形で還元。自国文化発展の新提案です。

「20世紀美術探索」なんだけど、俺は感じたよ。
人間という生き物は新しいモノに憧れ続けるんだね。
新しいモノを観て驚く。その驚きが快感となって、さらに新しいモノに憧れる。
どんどん、どんどん、新しい刺激を求めてしまうものなんだとね。
生み出す方も、同じ事なのだろうけど・・・。生みの苦しみも、ある!!
しかし、この展覧会は、その新しいモノの歴史展覧会だから、
今更、そんなに新しくない・・・。

ハロルド:だから、ジャクソン・ポロックの心象風景の表現、
アクションペインティングなんかは、当時としては画期的だったかもしれないが
はっきり言って、今、じっくり鑑賞しても、あんまり感動が無い。

トーゴー:あと、何となくコンセプチャルアート(概念芸術)の限界みたいなモノを
感じてしまった・・・。デュシャンあたりから始まったアートの境界を取っ払う行為は 
新しいルール破りと新解釈の提案がわかる?的な
知的ゲームのようで、普遍的に美しい作品は少なかった様な気がする・・・。
と、いうかそういった事は求めちゃいけないのかな?
もっと、アートに心をひらく感じで、未知の自分と遭遇するのが面白さなんだろうね。
俺の心に、皺がよってきてるのかな? でも、俺は日本の毎年開催される公募展の方が、
この展覧会よりも、よっぽど感動するし、感激するよ・・・。ワクワク感もあるし。


[泉] マルセル・デュシャン


[自転車の車輪] マルセル・デュシャン

ハロルド:この展覧会は、現代美術の展覧会やろ。そのゲームを作り上げる
新しい挑戦者(アーティスト)の、「独創性」を楽しむのが作法やないか?
俺も、正直、あんまり楽しめへんかったけど・・・。何が言いたいのかは理解したわ。
正確に言うと、「独創性」の歴史展なので、逆に教科書的やったな・・・。
難しい美術勉強展か! 逆に美術ファンが離れるわ!!こんなチャンスの時に!!!
「独創性」を楽しむ修行行為がコンテンポラリー鑑賞って、感じやったな・・・。

トーゴー:じゃあ、公募団体における、日本独特の師匠の手本を継承しつつ、
オリジナリティーを発揮していく、(最近は別に継承はしていないから踏まえつつかな?)
芸術は微妙って事になってくるな・・・。伝統の引用からの応用は、
俺的には大好きなポイントなんだけどなぁ・・・。
ここは、これから公募団体のメッカ(聖地)となろうとしているのに・・・。

ハロルド:国立新美術館は開館記念展で、我々達に「謎かけ」をしているのか? 
聖地も含めて、プロレス的な? 
(芸術に対してプロレス的な?の説明は割愛する。アーカイブから読み取って下さい。)

トーゴー:日本画壇の本道では、世界の評価はもらえないよ・・・ってか?
でも、同時に平行して日本画壇の伝統とかも大事だと思うよ。
戦後の迷える日本芸術文化も含めて・・・。突飛なものだけが、すべてではない!
俺は日本の美術・芸術ファンの一人として、声を大にして、言いたい!!
個性的だよ!公募展。毎年、面白いよ!!エキサイティングだよ!!!
己の心をフラットにして鑑賞し、自分の直感を信じる事ができたらね・・・。
実はそれが、美術鑑賞の醍醐味なんじゃないかな?
生涯を通じて日本芸術文化を楽しむ事って、素晴らしい事なんじゃないかな? 
日本人なんだし・・・。成長物語も壮大なスケールでの大河ドキュメンタリーだし・・・。
自国の文化を肯定的に受け入れるっていうのは実に感動的な事だよ。

もともと、浮世絵だって当時、日本の陶器を輸出する際、今の新聞紙で
グチャグチャにして包むみたいにして、欧米人に渡って「ナンジャ、コリャ!!」
って評価された・・・。生活の中にコンテンポラリーがすでにある状態だったのだ。
浮世絵を観て驚愕して生まれたのが印象派やジャポニスム。
こっちが影響を与えていた!知らず知らずに・・・。
美しい上に、斬新でもっとも先鋭的な当時における最高のコンテンポラリーなのだ!!
日本人は、技術力はもちろん、独創性においても自信を持っていいと思う。

欧米で評価が高いから、浮世絵は良い。認めようっていう価値観は、何なんだ!!

自覚無しに、計画性も計算も戦略もなく、
ピュアに素晴らしい芸術文化を生んでるところが、
逆に凄いんじゃないか!! なぜ、日本は自国芸術文化に誇りを持てないんだ!?
縄文式土器以前から、ずっと日本芸術文化は凄いんだよ!愛するべきところがある!!

ちょっと、今の日本人は情報に振り回され過ぎじゃないか? 
自分の価値観をちゃんとブレずに持ってるのか? 逆に欧米では、
自分の価値観を最も大事にするので、今の日本人のような流行に流される事の方が、
完全なるイモ。特に、芸術鑑賞においては最悪と言える。
西洋文化への憧れは別にいいけど、(実は俺もある)自国芸術文化も悪くないって!
絶対に損はさせないって!! 絶対に観ろって!!! 観続けろって!!!!

ハロルド:なんで越中詩郎口調やねん!!プロレス界の侍やからか!?

トーゴー:むしろ、誇りを持つべきなんじゃないかな? 
逆に西洋をスパイス的に鑑賞する。スパイスとして取り入れる。
変にとらえられると困るけど、考え方は古来神道に近いと思う。
元々、潜在的能力の高い、素晴らしい自国芸術文化に自信を持って、発展させよう!
それこそ、安倍総理じゃないけど「美しい国、日本」でしょ。しかも平和的な・・・。

もう、欧米コンプレックスを、やめにしようぜ!
自分自信の価値観に自信を持とうぜ!!
日本人なんだから、自国芸術文化に誇りを持とうぜ!!!
これ、間違ってる!?

ハロルド:まぁまぁ、ええやん。お前、熱く語り過ぎ!!
お前の好きなキャバクラでも、ウザがれてるぞ!きっと・・・。

観る人を感動させたら、それはどういう形であれ、いい事だし、
観る人の心を感激させたなら、それはどういう形であれ、芸術やろ・・・。
次は自分も、何らかの形で表現してみたい・・・。ってなったら、最高やね。
皆がそうなったら、精神的な豊かさがあって、ええなぁ〜!!

って、そんな事より、2階で黒川紀章氏の
キーワードライブが行われているぞ! 山口智子氏もいる!?
やっぱ、女優は綺麗やなぁ〜。背も高いしスタイルええな!!
なにげない、都知事選の宣伝か!?

トーゴー:たまたま、時期が重なっただけでしょ。
あまりにもタイムリー過ぎるけどね・・・。
しかし、この会場の黒川紀章展〜機械の時代から生命の時代へ〜は
入場無料なのだけれども、凄いスケールだねぇ〜。
俺的には「20世紀美術探索」よりも、数段見応えがある!

ハロルド:一言で言えば、天才やな・・・。
頭がぶっ飛んでるから、都知事選に出るって言いだすんかな?
それか、まだまだ名誉が欲しいとか?

トーゴー:氏の建築からは、メタボリズム(新陳代謝、リサイクル)、エコロジー、
共生、中間領域(両義性)、花数奇(両義性の美)等の生命の原理の
キーワードを核として、新しいライフスタイルを考えさせられる・・・。
氏は昔っから、共生って発言してた・・・。
日本よりもむしろ、氏こそ海外での評価が高いし、
日本で翻訳されていない、海外での著作が多いのも特徴的。
日本の現代建築は最先端のクールジャパンとして、世界での評価も高い。
中でも氏はずっと、第一線で活躍している建築家の一人だしね。

ハロルド:結局、今回の「20世紀美術探索」では心を自由にすると、
新しい芸術は、町中に溢れてるんやないかと気づかす内容やったな。

トーゴー:いや、真の芸術というものは、技術者であり、職人であり、
その根底に思想家でもある、黒川建築のようなものを指すんじゃないのかな?

ハロルド:お前、影響受け過ぎ!! 都知事選、黒川紀章氏に投じるつもり?
って、いうかお前、微妙に東京都民ちゃうやんけ!! アホ!!

トーゴー:東京で仕事してるじゃん・・・。認めてくれよ・・・。シュン・・・。

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