風景との対話/東山魁夷/東京国立近代美術館
トーゴー:東山魁夷って知ってる?
ハロルド:バカにすんな!!
日本人なら誰でも知ってる国民的作家やんけ!!
トーゴー:俺なぁ、15歳の時位に図書室で「田中一村」の
画集に出会った訳よ・・・。もちろん東山の画集もあったけど、
その頃は無視してたね・・・。
ハロルド:田中一村の方が良いと?
トーゴー:それで田中一村伝を読むと、
田中一村と東山魁夷が同期なのよね〜。東京芸大・・・。
でも一村は画力あるのに一生、不遇な生活を送る・・・。
俺、今で言うデザインの勉強してたから
シャープでデザイン的な一村の絵に惹かれた・・・。
ハロルド:東山魁夷の絵は爺くさいと?
トーゴー:いや、無視してた・・・。
18歳位になって、一人で日展行ったり、美術書買う様になってから
あぁ、この東山魁夷って人偉いんや・・・。と思ったね。
でも、もうすでに高山辰雄の方が日展で好きだった・・・。
その高山先生も去年亡くなってしまった・・・。合掌。
ハロルド:その東山魁夷氏がどうしたん?
トーゴー:俺、アカデミックの象徴として、勝手に東山魁夷はダサいと
思っていたんだよ・・・。田中一村伝読むとますますその思いが強まる・・・。
だが、しかし日展100年展や、常設などで出会う東山作品に
最近、心惹かれるようになってね・・・。
ハロルド:それ、ただオッサンになっただけなんちゃうん?
トーゴー:確かに、それもある。それと俺の努力。
肯定的に観ようと心がけるようになった。
それで、生誕100年東山魁夷展に行って来た・・・。
もの凄い人だったよ!! あらためて東山人気を思い知らされた。
ハロルド:あ〜、そう・・・。
トーゴー:東山魁夷氏の作品を観て思った事は、
日本画に対して挑発的だった横山操や加山又造、高山辰雄と
違って、アジテーションとは無縁な風景との対話や
自然とのふれあい・・・。と同時に自然の営みの奥深さ、
さらに東山自身の心の内を深く見つめる・・・。
画家の内面と、自然の風景が一つに合わさったところが
東山魁夷作品の深い情感として観るものを惹き付けるのだろう・・・。
ハロルド:プロレスで例えると?
トーゴー:ジャイアント馬場的だね〜。
馬場さんも、絵を描いていた・・・。
それも、風景画ばかり・・・。
「風景は、いわば人間の心の祈りである。」東山魁夷氏の言葉だよ・・・。
ハロルド:人間の心の祈り・・・。う〜ん、納得。確かに馬場さんやなぁ〜!!
王道でもあるしね!!


コメント (2)
田中一村も東山魁夷も自然との対話って感じがするけど、描く距離感が全然違いますね。
実は先月、私もある人物に連れられて、東山魁夷展に行きました。その人気の高さに驚きましたよ!!東山芸術には、時代を超えた奥深さがありますね。
訪れてみて本当によかったです。勉強になりました!!
投稿者: アニマル | 2008年05月16日 10:13
日時: 2008年05月16日 10:13
東山魁夷氏も、意外と不遇なまわり道を
した作家なんですよねぇ〜。
しかしながら、温和で平明な描写で常に
多くの人々の共感を呼んでいる・・・。
一方、田中一村氏は鋭過ぎる位、シャープ・・・。
画壇に受け入れられてたら・・・。
日本の美術史は変わった!?
投稿者: トーゴー | 2008年05月16日 11:06
日時: 2008年05月16日 11:06